好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。
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雪深き越後・塩沢の風俗や奇談を記し、江戸期のベストセラーとなった随筆「北越雪譜」は40年の時を要して世に出た。木内昇さんの新刊「雪夢往来(せつむおうらい)」(新潮社)は、そんな名著の数奇な運命をたどった歴史小説。江戸の人気戯作(げさ ...
歴史時代小説で知られる作家の砂原浩太朗さんが、初めての現代小説となる「冬と瓦礫(がれき)」(集英社)を発表した。東京で暮らす主人公が故郷で起きた阪神・淡路大震災を目の当たりにして苦悩するさまを、みずからの体験をもとに書いた長編。震災 ...
阪神・淡路大震災を経験し、神戸で書き続ける高嶋哲夫さん。長編小説「チェーン・ディザスターズ」(集英社)は、巨大地震に大型台風、富士山噴火と、災害の連鎖に見舞われる世界をリアルに描写する。登場人物たちの奮闘ぶりから高嶋さんの強い思いが伝 ...
作家の半藤一利さんのベストセラー『昭和史』シリーズの「戦前篇」「戦後篇」の2冊が新版となりました。授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛された本書ですが、著者はどのような思いのもと、戦争と復興の歴史を語り続けたのでしょうか。そして令和に ...
中世のミソジニー社会で戦ったジャンヌ・ダルクは、19歳で火刑に処されました。しかし、その死後も600年にわたり、多くの人びとの記憶のなかで生き続けています。絵画をはじめ、演劇や映画の題材としても人気です。「異性装」の少女は、どのよう ...
計画経済論争の経緯と要点がこれ一冊で良く理解できる本書に日本語版への序文を寄せたソト博士はこう述べています――「私にとって重要な二つの著作『通貨・銀行信用・経済循環』(春秋社、2015年、日本語版出版年)と『オーストリア学派 ...