「世代ナンバー1」「ネクスト河村勇輝」と呼ばれる逸材は、高校卒業を待たずにBリーグで鮮烈なデビューを果たした。PGでありながら圧倒的な得点力は、いかにして培われたのか。そして、飛躍の過程での「憧れの人」との意外な交流とは――。
いつもは謙虚な言葉を選ぶドジャース山本由伸が、珍しく自画自賛した。2月20日。メジャー全球団の先陣を切って、オープン戦の「開幕投手」となった山本は、スッキリした表情で、今季初登板を振り返った。1回3分の2を投げ、詰まった3安打を浴びつつも、無失点2奪 ...
高校日本一を決めるウインターカップで福岡第一を2連覇に導いた河村は、「体育教員の免許を取得したい」という希望もあり、高校卒業後は大学バスケの強豪である東海大に進学した。教員の父を持ち、成績優秀な河村の進路に誰もが納得したものだった。
NBA2024-2025シーズン開幕直前に、メンフィス・グリズリーズはトレーニングキャンプに参加していた河村勇輝との2ウェイ契約締結を発表し、4人目の日本人NBA選手が誕生した。
河村勇輝選手は渡米前、1年目にGリーグ、2年目に2ウェイ契約、そして3年目に本契約を結び、チームの主力として活躍するといったように、数年先を見据えて挑戦する覚悟を明かしていました。
NBA定着を目指す河村勇輝のすぐ近くにキャリアの指標とすべき往年の名プレイヤーがいる。身長178cmながら世界最高のリーグで12シーズンにわたって生き抜いたポイントガード、ブレビン・ナイトだ。主に控えながら平均2桁得点のシーズン2度、2004-'05 ...
翌朝10時からのメンフィス・ハッスルの試合のため、河村は早めに就寝しており、電話が鳴ったときは熟睡中だった。発信元はメンフィス・グリズリーズのアシスタントコーチ。携帯のスクリーンにその名前を見た瞬間、河村は「これはカットされたかもしれない」と覚悟を決 ...
この日、メンフィス・グリズリーズのオーナー、ロバート・ペラはフロントオフィスの人事を刷新した。バスケットボール部門副社長のジョン・ホリンジャーとゼネラルマネージャーのクリス・ウォレスが降格。空席となったバスケットボール部門副社長にアシスタント・ゼネラ ...
クラブの命運を大きく左右する監督人事は概して保守的である。監督歴のない指導者にその座を託すケースと言えば、シーズン途中の監督解任に伴い、トップコーチを代行監督という形で後任に据える“内部昇格”が大半と言っていい。